午前五時頃、仙酔峡より火口東を経由、中岳、高岳、高岳東峰、より登る。
午前中は火口東では、少しは晴れたものの、中岳を登る頃また霧が出始める。
おかげで生まれて初めて中岳山頂西直下でブロッケン現象が見れた。
カメラで撮ろうとしたが間に合わずほんの瞬間の出来事だった。
高岳東峰に着いても天狗の舞台、まして根子岳も見えません。
それでもわずかな霧の切れ間にミヤマキリシマを撮ったりしていると、天狗の舞台までは見えるようになりました。
しばらく山で睡眠をとり晴れ上がるのを待つ。
何しろ会社の飲み会をパスして、睡眠時間30分でここまで来たのですが、
急に睡魔が襲ってきます。
午後からは霧も消え根子岳が霞んで見えるようになり、
カメラマンたちもあわただしく根子岳にレンズを向け始めるのでした。
ところで、高岳のミヤマキリシマは虫にだいぶ食べられています。
天狗の舞台の周りのミヤマキリシマはほとんど食べられているようです。
仙酔峡や阿蘇山上では観光客のために薬を散布しているようですが、
高岳では薬剤を散布していないのです。
阿蘇の蛾がほとんど高岳東峰に卵を産みつけたのではないでしょうか。
東峰の南下のほうは上から見ると綺麗な花をつけているようでした。
午後三時に仙酔峡に降り、阿蘇山上へ車を走らせます。
花の盛りを過ぎた頃でしたが、蝶や蜂が忙しく蜜を吸っています。
売店で会社にお土産を買い、草千里で馬と戯れ帰途に着きましたが、せっかくだから夕陽を待つてみました。
米塚と、牧場の赤牛を背景に写真を撮り帰路へ。
高岳東峰より 手前は根子岳です。
天狗の舞台を背景に
鷲ヶ峰を背景に
高岳東峰